フリーランス薬剤師の開業費用や年間に必要な費用・経費は?【個人事業主として独立】

フリーランス薬剤師の開業費用や年間に必要な費用・経費は?【個人事業主として独立】 フリーランス薬剤師

この記事では、フリーランス薬剤師に興味がある方に向けて「開業費用や年間にかかる費用はどのくらいなの?」という疑問を解消します!

 

「どのくらいお金を貯めればフリーランスとして生活していけるのかな…?」

「月々いくらくらい出費があるのかな…?」

不安があると開業したくてもなかなかできないですよね!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

私も開業をするまでは不安いっぱいでしたが、結果として今のところは生活に困る状況ではなさそうです!

 

独立してわかったのですが、実はフリーランス薬剤師の月々にかかる費用はかなり少ないので、失敗リスクがかなり低い状態でチャレンジをすることができます!

 

ちなみに私の現在の働き方は、調剤薬局の応援やWEBライターなどです!

同じような働き方をしたい方の参考になれば幸いです!

 

この記事はくくたる@薬剤師(Twitter)が作成しています。

ヤクテンのプロフィール(2023年)

 

2023年9月にフリーランス薬剤師の書籍を出版しました!

ありがたいことにベストセラーを獲得できましたので、興味を持っていただけたらぜひ購入も検討してみてください!

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【フリーランス関連の記事】

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>>フリーランス薬剤師の開業届は無料のfreee開業で業務効率化

 

開業までにかかる費用や年会費

まずは月々で変動しない固定費と白衣や印鑑、パソコン・プリンターなどの買い切り製品の費用を紹介します!

ちなみに個人事業主として開業届を提出する場合には、開業届に関する費用ははかかりません!

 

 

あくまでも概算ですが、初年度は年間16万円のため月々約13000円で済みます!

また、2年目以降は白衣や印鑑、パソコン・プリンター代などの買い切り製品の費用がかからないため、年間10万6000円で、月々約8800円で済みます!

 

事務所や店舗を構える場合には月々の家賃や光熱費がかかることを考えると、フリーランス薬剤師はかなりの低コストで始められる働き方ではないでしょうか?

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

私の場合はパソコン、プリンター、インターネット費用(備え付けWiFi)はかかっていない+駐車場代が月々4000円(年間48000円)のため、厳密には初年度は132000円です!

 

ちなみにフリーランスに関する費用以外の生活費の計算はコチラの記事も参考にしてみてください!

>>退職後の生活費(健康保険・住民税・年金など)がいくらか計算

 

薬剤師会

年会費:約22000円

フリーランスの場合は管理薬剤師になることはまずないと考えられるので、料金プランが安く済むB会員の加入でOKです!

 

次に紹介するフリーランスも対象となる薬剤師損害賠償責任保険に加入するために必須です!

他にも勉強会に参加して地域の薬局の方と交流し仕事に繋げる目的も含まれています!

 

薬剤師賠償責任保険

年会費:約3000円

調剤薬局へ応援に行く働き方の場合、過誤などが発生してしまった場合は責任を負う可能性が0ではありません!

 

フリーランス薬剤師のマッチングサービスの担当者に確認をしたところ「今までは賠償責任が問われたことはない」とのことでしたが、万が一のことを考えて加入は必ずしておくことをオススメします!

 

ちなみに薬剤師損害賠償責任保険はいくつかの会社で提供されていますが、個人的には日本薬剤師会(地域薬剤師会ではない)が提供している保険が安心できると私は思いました!

>>フリーランスが加入すべき薬剤師賠償責任保険は?薬剤師会と東京海上日動を比較

 

GMOオフィスサポート(バーチャルオフィス)

年会費:約20000円

フリーランスとして開業届を提出する場合、事務所の住所が必要になります!

 

実は事務所の住所を自宅にすることで家賃の1部を経費にすることができます(家事按分)!

しかし、私が住んでいる賃貸アパートは大家さんに確認をしたところ事務所とすることは認められませんでした!

 

「事務所を借りると月々の家賃がかかるし、必要なのは開業のための住所だけなのに…!」

という状況にちょうどいいのがバーチャルオフィスという住所貸しのサービスです!

 

色々と吟味をした結果、私はGMOオフィスサポートを利用させていただくことにしました!

実際にどんな場所にオフィスがあるか確認に行ったりなど、私がGMOオフィスサポートに決めた理由については下記の記事で紹介しています!

>>フリーランス開業で私がGMOオフィスサポートを選んだ理由3選

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

ちなみに初年度は3ヶ月無料キャンペーンの適用を受けることができるため、私は約15000円で契約をすることができました!

 

会計ソフト(会計freee)

年会費:約25000円

 

フリーランスの開業をした場合、請求書の作成や経費精算には会計ソフトが必須です!

 

スマホで領収書を撮影して自動で経費処理したり、インターネットで支払を行った際はメールをPDF化・領収書のPDFをダウンロードして自動で経費処理をしたりなど作業が捗ります!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

私は会計freeeとマネーフォワードの2つを1ヶ月間試してみて、経費精算などの操作がやりやすいと感じたため会計freeeを選びました!

 

ちなみに私は簿記などの会計知識は皆無です…!

勘定科目など不明な点は調べながらやっておりますが、現状はなんとかなっています!

 

>>会計freee公式サイト

 

白衣・室内履き

白衣:2000~8000円

室内履き:約900円

 

調剤薬局で働く場合は必須です!

会社員時代と違い、自分の好みの白衣を選ぶことができるのもフリーランス薬剤師の醍醐味の1つですね!

私は無難なデザインを選びましたが、かっこいい・かわいい白衣もあります!

 

一般的なくつは経費精算は難しいと考えられていますが、調剤室内でのみ必要になるくつは使用状況が限定されるため経費精算可能と考えられます!

 

印鑑・シャチハタ・調剤済み印

約4000円

私が行っている薬局の1社ではフルネーム印を指定されたため、名字だけの印鑑ではなくフルネーム印を用意しておくことをオススメします!

 

また、私が元いた会社では調剤済み印(調剤済み・日付・フルネーム)も個別に用意されていたのでフリーランスでも必要になると思い作りました!

しかし、現状4店舗を回っておりますが意外とフルネーム印だけで問題ない店舗が多いです…!

調剤済み印については必要となってからの購入でもいいのではないかと思います!

 

また、屋号の印鑑を作成する場合は事前に用意しておきましょう!

私は今のところは必要と感じていないため屋号の印鑑は作成しておりません!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

ちなみに下の製品は私が購入して使用している印鑑です!

 

【私が使用しているフルネーム印】


 

【私が使用している調剤済み印】


 

パソコン費用

約30000円

すでにパソコンを持っている方やスマホやタブレットで十分と感じる方は不要です!

印刷、エクセル系の表計算ソフト、メール確認など最低限の機能があれば十分です!

 

請求書の作成は会計ソフト(freee)でできるのでスマートフォンやタブレットで十分だと思っています!

しかし、取引先に送る封筒や請求書用の送付状の作成と印刷、WEBライティングのやり取りで使用されるエクセルファイルがパソコンベースの内容であることから、私はパソコンは持っておいた方が作業が楽になると思っています!

  

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

私はもともとオンラインゲームのためにパソコンを自作していたので、それを使っています!

 

動画編集もできますし、新たに買う必要がなくて助かっています!

 

プリンター費用(WiFi対応モデル)

約10000円

請求書、請求書用の送付状、その他書類、封筒の印刷などに使用します!

 

最新のものである必要はありませんが、WiFi対応モデルであればスマホ・タブレットからも印刷ができるのでオススメです!

スキャナ機能についてはあれば便利だとは思いますが、私は使用していないため必須ではないと思っています!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

インターネットカフェやコンビニで印刷することもできますが、あとから書類の不備に気づいた場合に再度印刷に行くのはかなりストレスが溜まるので、プリンターを持っておくことを私はオススメします!

 

インターネット費用

月々:約3000円

私は楽天モバイルを利用しているため、月々のインターネット使用量は1000~3000円で済んでいます!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

実は私の住むアパートでは無料WiFiがついており、速度も十分なため業務にかかるインターネット費用は0円です!

 

再現性が低いことと、どのみちインターネット費用はかかっているため月々3000円として紹介しております!

 

その他

自動車が必須な地域では、別途自動車の維持費・駐車場費用がかかります!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

私の場合は駐車場代が月々4000円、車検代(2年に1度)が10万~20万円で収まっています!

 

開業後にかかる変動費用

最後に日々の業務に必要な経費で月々で変動する費用を紹介します!

 

交通費(ガソリン代・電車代・高速道路代など)

私の場合は片道30~50kmの店舗に応援に行くことが多いため、ガソリン代や高速道路代はそこそこかかっています!

ただ、ほとんどの薬局とは交渉して交通費をもらえているため金額はあまり気にしておりません…!

 

書籍代

薬学・医療に関する書籍だけでなく、開業に必要な書籍やWEBライティングに必要な書籍も経費として精算できると考えられます!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

薬学・医学に必要な書籍は高額なものが多いため、経費精算で節税にも役立つのは非常に助かります!

 

カフェ代(場所代)

実はカフェ代も場所代として経費精算ができます!

私は月々の請求書の作成やメールの作成、WEBライティング時などに利用しています!

 

ちなみにインターネットで確認したところ、場所代=ドリンク代というニュアンスのようです!

食事代は含まれないため経費精算をする際は気をつけましょう!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

夜はわざわざカフェに行く必要はないのですが、日中は1歳の息子が活発すぎて仕事部屋に遊びに来てしまったりと集中ができないため、家の近くにあるコメダ珈琲を利用しています!

 

最後に

というわけで、今回はフリーランス薬剤師の開業や年間にかかる費用について紹介をしました!

 

フリーランス薬剤師は自分自身をサービスとして提供すること+固定費が少ないため、仮に仕事がなかなか見つからなかったとしても生活費以外の出費は月々10000円前後で済むため失敗リスクが低いと私は考えております!

 

この記事を見て、少しでも開業の不安がなくなっていただけていれば幸いです!

 

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