この記事は「新社会人として仕事を始めたけど早くも辞めたい…。」と悩んでいる方に向けた記事です!
「社会人1年目だし耐えた方がいいのかな…」
「自分の根性が足りないのかな…」
「自分のやる気が足りないのかな…」
「なんでこんなに仕事や勉強ができないのだろう…」
このような感じで自分を責めてしまっていませんか…?

少なくとも私の1年目はそんな感じでした…!
「残業ばかりでプライベートが充実しない」
「残業代が出ない…」
「かかりつけ薬剤師やOTC販売にノルマがあって心身ともに辛い…」
自分を責める以外にもこういった悩みなどもあると思います!

悩む状況は人それぞれですが、辞めたいなと思いながら働くのは辛いですよね!
結論から言うと、1年目から辛い状況で辞めたいとまで思える状況の場合は、勇気を出して何かしら行動をした方が心が壊れずに済むと思います…!
「そうは言っても1年目だと辞めたあとに転職できるのか?」
「辞めたいけど上司に怖くて言えない…」
このような疑問があると思いますが、1年目に転職をしても問題ないと私は考えています!
今回は、私が転職をしても問題ないと考える理由について下記の3本立てで紹介します!
①私が1年目に経験した話
②私がリクルーターを経験して感じたこと
③1年目で辞めて転職した方の事例
状況は様々ですが、私は上記のような辛い毎日を経験した側です!
この記事を読んでいただくことで、キツイ状況のあなたを勇気づけられたら幸いです…!
この記事はくくたる@薬剤師(Twitter)が作成しています。

私が1年目に経験した辛い出来事を紹介します
私自身の経験をすべて書くと非常に長くなるので箇条書きでまとめます!
●薬局配属後、数日で薬局長から嫌われ失敗をすると大声で怒鳴られるようになった!
●薬局長から名前ではなく「オマエ」と呼ばれるようになった!
●自分が仕事ができないし知識もないからこんな状況なのかと自分を責めるようになった!
●快眠できず仕事で怒られる夢をほぼ毎日見るようになり、早朝に何度も目覚めるようになった!
●同期と情報交換で教育状況の格差を感じた!
●薬局間の合同飲み会で「〇〇さんの元で泣かなかったら勝ちだよ」と初対面の先輩薬剤師から言われた!※薬局長は欠席
●別の会社の友達に相談したところ、私の配属先の薬局長が強すぎる可能性に気づく…!

このように、記事を書きながらまだまだ1年目の記憶が鮮明に蘇りますよ…!
※記事執筆時の社会人歴は9年目(ほぼ10年)
私自身が相当ヤバイ人であった可能性はあるにしても、社会人1年目の貴重な経験をこんな悲しい記憶で埋め尽くす必要はありません!
少なくとも私は「あの時の経験は今思えば良かったなぁ…」とは全く思いません!
「石の上にも三年」という言葉があるように「3年は経験しないと忍耐力がないよ」みたいなアドバイスがありますよね…?
私から言わせてもらえば「なら同じ状況であなたが3年間も働き続けられますか?」です!
親身に聞いてくれる家族や友達・同期からアドバイスをいただいた場合は別ですが、自分の状況をよく知らない方からこのようなアドバイスをいただいた場合は無視でいいと思います!
念のため補足すると、私の経験談については辞めた方が良いよというアドバイスではないです!
例えばマネージャーや人事部など上の役職の方に異動の相談をしてみるなど、今の状況を変えるために何かしら行動をしましょうという話です!

私の場合は信頼できる友人や家族に毎日のように相談をしていました!
また「○○までに異動できなかったら辞めよう」と自分の中で期限を決めていました!
リクルーターを経験して感じたこと
まずリクルーターをご存じない方もいると思いますので、リクルーターの働き方について紹介します!
リクルーターとは、学生に直接コンタクトをとる従業員のことです。多くの場合、学生と同じ高校・短大・大学の出身者がリクルーターを務めます。
リクルーター制度とは?利用するメリットデメリットについて解説します。 | 採用アカデミー – 採用をもっとカンタンに!
学生は、共通点が多いOB・OGに親しみを感じやすく、気軽に本音を話せるためです。またリクルーター側も学生が置かれている状況を把握しやすく、悩みや疑問に寄り添えます。

リクルーターはこのような働き方ですね!
私は母校だけでなく全国の学生とやり取りをしていたことと、人材会社が主催する合同説明会にも参加していました!
大手のドラッグストアではどこもリクルーター制度を採用していると思います!
私はリクルーターを経験したことで、色々な人生の方がいることがわかりました!
例えばよくある企業主催の合同説明会は、新卒薬剤師見込みの方(5、6年生)が参加するものだとリクルーターを経験する前までは思っていました!
この認識は正しいと思うのですが、新卒予定の方に混ざって大学卒業後の国試浪人中の方も参加していたりするんですよね!

ちなみに私が担当した方の中には国試浪人5~7年目の方がいました!
(5年か7年かはうろ覚えです)
私よりも年齢が高かったこともあり、特に丁寧な対応を心がけていたことを覚えています!
「そう言われてみれば、たしかに国試浪人中の方がいても普通だよな」と感じた方も多いのではないでしょうか?
ここで私が言いたいことは「社会人1年目で辞めても大丈夫なのか…?」と悩む方は多いと思いますが、ストレートで国家試験に合格して就職する人もいれば、国家試験に落ちて浪人中の人もいるような業界なので「辞めたとしてもなんとかなる!」ということです!
(後程、1年目に転職した方の事例を紹介します!)

会社側で考えてみます!
例えば新卒の方の採用を予定していたところ、惜しくも国家試験に落ちてしまい採用が1年見送りになってしまうケースは十分に考えられますよね?
なので薬剤師は過剰と言われることもありますが、意外と辞めても何とかなりますよ!
※気軽に転職できる的な軽いニュアンスではありません。
一応補足しておきますが、1~2年で何度も転職するような状況であれば辞めても何とかなるとは言い切れません!
あくまでも短期間での転職回数の話で、転職回数が数回ある方は普通にいます!

私の仲良くしてる友達は、9年間で病院→薬局→薬局と転職をしています!
行動が遅れることで生じる問題
行動が遅れることで生じる問題は【昇進・出世ルートの問題】です!
※あくまでも転職をする場合の話です!
大手企業では一定年数以降の転職者は中途採用枠に分類され、新卒の方と同じ昇進・出世ルートが与えられない場合があるということです!

ちなみに私の友達で、1年目に病院を辞めて今は薬局のマネージャーになっている方もいます!
1年目で行動を起こした方の事例
私の同期・後輩・友達などで思い出せる限りの実例を箇条書きで紹介します!
●1年目でドラッグストアOTC正社員を辞めてパートOTC薬剤師になった方
●1年目でドラッグストアOTC社員を辞めて漢方薬局の薬剤師になった方
●1年目でドラッグストアの薬局を辞めて倉庫の管理薬剤師になった方
●1年目で病院を辞めてドラッグストアの薬局薬剤師になった方
●1年目でうつ病になり休職をして店舗異動になった方

すぐに思い出せたのは5名でした!
多くはないですが、まったくいないわけではないというところがポイントですね!
先ほど紹介しましたが、1年目で大手に転職してマネージャーに昇進した方もいるため評価してもらえる会社もあると自信を持って言えます!
また、精神的に辛い状況が続く場合は心療内科の受診も検討してみると良いと思います!
何かしらの診断がされれば客観的な証拠として残る点と、治療を続けたり休職をすることで心身の回復にも繋がります!

お薬の観点から患者さんの健康をサポートできるのが薬剤師です!
自分自身の健康にも気遣っていきましょう!
すぐにできる前向きな行動
とにかく心身が壊れてしまう前に何か行動を起こすことが大事です!
職務経歴書の事前準備
1年目で仕事を続けながらも転職も迷っている方へのアドバイスは、職務経歴書の準備をしておくことです!
すぐに使える立派な内容でなくてもいいので、
①〇年〇月~×月×日まで▢▢薬局に在籍
②▢▢薬局で行った業務
これらをメモに残しておくだけで、いざ転職したくなった時の準備が捗ります!
\詳細はコチラの記事/
>>【事前準備のススメ】職務経歴書の書き方【働きながら薬剤師転職】

職務経歴書(メモ含む)を準備しておいた方が良い理由を2つ紹介します!
①心が壊れてから用意をしようとするとキツイ(精神面)
②何度か異動をすると思い出すことが困難(記憶面)
異動の検討をしてもらう
大手であれば、マネージャや人事部に相談して異動できる可能性がある点がメリットです!
異動するたびに相談するとわがままである可能性が出てきてしまいますが、本当にきつければ相談してみるべきです!

異動できなければ退職も検討していると伝えると、早急に対応してもらえる可能性が高まります!
退職しにくい場合は退職代行を利用する手も
1年目であれば、1人薬剤師や管理薬剤師として働くことはほとんどないと思います!
※OTC薬剤師は例外
しかし、
「退職の意向を伝えても引き留めが強くて退職できない…」
「退職の意向を伝えることが怖い…」
このような場合やには退職代行業者を利用する手も考えてみるといいと思います!
退職代行業者は「民間企業」「労働組合・ユニオン」「弁護士」に大きく分けられます!
私は費用とサービス内容のバランスがいい「労働組合・ユニオン」が運営している退職代行業者をオススメします!
※細かい内容は後日別の記事でまとめる予定です。
「労働組合・ユニオン」は「弁護士」と比べた場合に安価で、団体交渉権の権利が認められているため未払い賃金・残業代・退職金・有給買取などの交渉ができるという特徴があります!
※会社に裁判を起こされた場合の代理は出来ない点は注意!(裁判に対抗できるのは弁護士)
※裁判を起こすには費用が掛かるため裁判沙汰になる可能性は低い!
ちなみにいくつか調べてみたところ、退職代行ガーディアンが良さそうだと感じました!
退職代行ガーディアンは「労働組合・ユニオン」で「転職サポートがない」ところがメリットに感じました!

私は万が一に備えて事前準備として調べました!
知らないままだと不安が強くなるだけですからね!
心が消耗しないようにするためには、できる範囲で準備を進めていくことが大切です!
私が利用した転職エージェントの感想
私自身の転職活動記録についてはコチラです!
>>ファルマスタッフの登録・面談・面接時の流れと評判は?【30代薬剤師の転職体験記】
登録後の流れ、エージェントとの面談時の流れ、面接時の流れと実際に利用して感じたことをそれぞれまとめています!
本来は複数の転職エージェントに登録をして紹介先や待遇を比べた方が良いと言われています!
しかし、私は働きながら複数のエージェントに相談できるほど気持ちに余裕がなかったため、転職経験のある友達から勧められたファルマスタッフの1社のみで転職活動を行いました!
転職活動をすることで働ける場所はここだけでないと気持ちに余裕ができて、結果的に私は転職をせずに別の店舗に異動して落ち着きました!

ファルマスタッフが良かったと思った最大の理由を紹介します!
「まだ退職はしていない状況」
「良い会社があれば転職をしたい」
「今いる会社に残る可能性もある」
このように相談をしたところ「そういう方は非常に多いんですよ」と言っていただき、絶対に転職をしろという圧を感じなかった点ですね!
また、面接合格後に就職の意思が弱くなった場合は内定辞退も代わりにやっていただけました!
相手の会社に迷惑をかけてしまいますが、面接を受けてから感じとれることもありましたからね…。(体験談)
最後に
というわけで今回は「薬剤師の転職は一年目だと厳しいか?」を私なりにまとめました!
私が1年目の時は、とにかく毎日が辛かったです…!
転職することがベストだとは限りませんが、マネージャーや人事部など上の役職の方に異動できないか相談をしてみたり、何か行動を起こすことが大切だと私は思います!
辛いことが確定している毎日よりも、何が起こるかわからなくて不安だけど可能性がある場所に勇気を出して飛びついた方が得られる経験は多くなると思います!